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御神木祭奉安祭 - 長野県神道青年会活動報告2

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御神木祭奉安祭(6月4日)

御神木祭に参加して
 
 
諏訪大社 出仕 伊東拓真
 
神道青年会の一員として、令和七年六月四日、御木曳行事、御神木奉安祭に参加させて頂きました。

前日の激しい降雨とは打って変わり、肌を刺すような日差しの元、諸行事は催行されました。早朝、上松町諏訪神社へと集合し、木曽支部の越取神職、神青会毛利会長の指揮の元、午前中は観覧者への国旗の配布や、奉安祭の祭場の弁備、式年遷宮諸行事のパネル展示などを行いました。私は主に国旗の配布を担当し、曳行順路には、地元の方々をはじめ、二十年に一度のご遷宮において御樋代となる御神木、その御神木を曳行する行列を一目見ようと、沢山の方々が集まっていました。国旗の配布を通して、多くの方の関心を集めている行事であるということを改めて認識しました。

 午後は祭典の習礼の後、神青会関係者も法被と鉢巻を身に纏い、御木曳行事に参加しました。私たちが参加したのは午後三時頃と、とても日差しが強く、気温も高い中でしたが、地元の若連中の皆さんの木遣り唄と掛け声に合わせ、誰一人欠けることなく曳行行事を奉仕することができました。奉仕させて頂いたことは勿論のこと、御料木となる御神木を間近に見られる経験というのは滅多にないことであり、本当に貴重な体験をさせて頂いたと思います。

 御木曳行事の奉仕の後は、祭場を整え、御神木奉安祭を奉仕致しました。曳行行事に関係者の多くが参加したこともあり、祭場の準備の進行度合い等、当初の想定と若干の齟齬はあったかとは思いますが、全員で協力し、祭典は無事斎行されました。斎服や装束を身に纏った祭員の皆さんは勿論のこと、祭員に当たらなかった会員にも祭典中にそれぞれ役割があり、全員で作り上げたお祭りであったかと思います。

 二十年に一度の式年遷宮に関わる御神木祭へ、これからの県下の神社をお守りしていく神青会の皆さんとご奉仕できたこと、重ね重ね貴重な体験をさせて頂いたと思います。今この時にしかできないことに真摯に取り組むこと、周りの方々と協力して物事を成していくことの大切さを改めて感じた一日でした。皆様本当にお疲れさまでした。
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