神道青年全国協議会神宮研修会 - 長野県神道青年会活動報告2

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R7.3.18-19神道青年全国協議会神宮研修会

幹事 内山隼人

本年度の中央研修会は十年に一度の神宮研修会が開催されました。三月十八、十九日の二日間全国の青年神職が切磋琢磨し、神宮や式年遷宮に関しての解像度をあげる研修会となりました。

本研修会の表題である「受け継ぎ紡ぐ~変はりゆく世の中で守り繋ぐ神宮式年遷宮~」に即して、第一講として大野由之先生により「神宮式年遷宮について」の講義を行って頂きました。

「神宮」と「式年」、また「遷宮」について一つ一つ丁寧に説明いただき、三大神勅あっての神宮、神嘗祭であり、神勅のどれか一つでも欠けてしまうと、神宮や神嘗祭は成立しない為、すべてを大切に続けていかなければならない。また、式年に関しては、乾飯の保存期間二十年を式年とする「倉庫令倉貯積条」の説明、遷宮に関しては、修補などで長い間新しくある方法ではなく、遷宮にて全てを作り直し新しくする方法を選び今の式年遷宮の形が形成されてきたとの話を伺いました。

 第二講は宮本史典先生により「御装束神宝」の講義を行って頂きました。多くある神宝の中でも今回は重厚な装飾が施されている「玉纏御太刀」の調製を主に説明いただき、鞘には柔らかい木材を使い直刀の美しい刀身が傷付きにくいことや、塗っている漆の説明、手織りの帯の大変さを教えていただきました。

その中でも柄に巻きますトキの羽根は日本のトキが絶滅し、他国の助けによりトキの個体の確保繁殖をし、今もトキの羽根を使うことができる聴き、技術の継承はもとより次世代へ資材などの確保も受け継ないでいくというのは、現在の日本の大きな課題であると考えさせられるとともに、先人たちが紡いできたものを絶やさない努力が必要であるとも思いました。

 二日目は第三分科会の神宮宮域林の見学でした。見学に先立ち、まずは「三ツ紐伐り」についての説明を聴き、その後宮域林へ移動し御杣始祭で行われる「三ツ紐伐り」を実際に目の前にて実践していただきました。斧で木を切る大変さ、杣人の技術の高さ、そしていざ木が倒れる瞬間の迫力は想像をはるかに超えるものでした。

 本年六月に上松町で斎行を予定しております「御杣始祭」の前にこの様な経験、研修に参加できた事は、大変幸運だったと思い、三重県神道青年会や神宮、また職人の皆様に感謝するとともに、これから迎える「神宮式年遷宮」に際し、多くの学びを深める必要性があると感じました。

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