R5.8.17-18災害対策キャンプ研修

災害対策研修所感
局員 保尊 俊典
海なし県長野。洪水や津波が起こりにくい環境にある長野県といえども先の台風19号による豪雨災害は記憶に新しいところであり、有事の際への備えの大切さを痛感するところであった
去る令和五年八月十七日、十八日の二日間にわたり災害対策研修会が上田市の山家神社にて開催された。この事業は事務局が上程し開催へと至った記念すべき事業でもある。
一日目の第一講として講師に株式会社IKUSAの代表である赤坂大樹先生、あそびコンサルタントの松元太先生にお越しいただいた。同社は企業、団体向けに遊びを通じて社長を始め会社全体の親睦や結束を促す研修や企画を提供する企業である。
講義の中では良い組織の在り方などについてお話をいただいた。
また同社の研修会の定番であるチャンバラ合戦を例に挙げ、自分の立場や役職を考えずに無心になって遊ぶ事が一番の親睦であると仰っていた事が印象深く、本研修の主題である 助け合い~「いま」の交流が「これから」をつくる~ に即した講義内容であった。
第二講として被災神社での炊き出しを想定し火起こし器を用いて火を起こし、限られた材料で調理を行う訓練を行った。
火起こし訓練では日頃使い慣れたマッチやライターを用いずに火を点ける事の難しさを学ぶ良い機会であった。
調理訓練ではチーム毎に課題の食材とレシピが発表され、それぞれのチームが一丸となり料理を完成させた。
その後の懇親会では出来上がった料理を肴にアルコールの摂取も捗り、お互いの親睦を深める事ができた。
その後は各自テント泊や車中泊さらには社務所泊を行い、翌朝に撤収の後に解散となった。
今回の研修では東海地区教化研修会の親睦行事の検討及び神青会のキャンプ道具の備品の現状把握と不用品の選定を兼ねており非常に有意義な機会であったと思う。